くすみ書房
日々雑記 ここはくすみのお店であった、ちょっといい話、
     日々の出来事を紹介するコーナーです


+2010年5月20日(木)
おやあ、久し振りに見てみると、「さあ、いよいよ開店だ」だって。
昨年の9月30日大谷地店オープンだったから、えーと…8ヶ月だ。

お久し振りです。早いものですねえ。
初めての土地で、不安だらけのオープンだったけど、大谷地の皆様は
とても暖かい方々ばかりでほっとしました。
1番最初にレジにこられたお客様はご年配の男性の方で
「開店を待っていました」と加藤周一の全集を予約してくださり大感激。
その方は今でも大のお得意様。
他にもほんとにたくさんの方々から、うれしい、助かる、待ってた、頑張って等々…
とても嬉しかった。
12月には目標もクリアしたし、何とかなりそうだなあと、確かな手ごたえを感じている。

でも琴似との往復はやはり時間がかかる。多いときには3往復することも。
それだけで3時間以上。もったいない。
今はどう時間をやりくりするかが一番大事。どうしても足りないので
あちこちに仕事がたまってくる。それなのに新しいことに手を出してしまうので、
もうなにがなんだか。でもいつも、これ以上は無理と思っても昨日より今日
今日より明日のほうが忙しくなっていて、なんだやればできるじゃあないかの
繰り返しで、人間なんとかなるものだ。

+2009年10月1日(木)

移転日記E
29日 いよいよ明日開店だ。
今日中にすべて片付けることができるのか?
1階の雑誌はほぼ終了。コミックは棚が埋まらないところはもうあきらめて
面出しごまかすのと、2階に置く予定だった本を少し下へ。
おや実用書も足りない。しかも棚のサイズがあわなくてうまく収まらない。
考えたら以前はコミックの棚だったから、実用書を置くのは無理に決まってる。
うーむ。いずれこの2台は取り換えないとなあ。今はやっぱりごまかすか。あとでやろう。

2階は文庫が少し遅れているけど大丈夫だろう。問題は文具だ。値付けの変更が
とても間に合いそうもない。しょうがないか。
本以外にも床には備品類が散乱しているし、
レジ台の上は台が見えないほど様々なものが乗っかっている。誰が片付けるんだ。
そして新しいレジの設営がうまくいかない。
パソコンとつなげるのだけど、どうもうちのパソコンは古くてダメらしい。
東京に送ってシステム変更してもらうことになって送ったのにできないと。
新しいのを買わないとダメらしい。もうイヤだ。パソコンはきらいだ…。
結局、東京で新しいパソコンを買ってもらい送ってもらうことに。
そして急遽、担当者が明日の朝、東京から来てくれることに。おお、ありがたい。

夕方から後片付けを急ピッチに。夜7時から床洗いの業者が入るので
棚が終わっていなくともそこで終わりだ。あれ、やっぱり終わっていないぞ。
床洗いは10時ころには終わるというので、それからもう一度来ることに。やっぱりね。
一度家に戻って食事をしてから集合だ。
夜10時から私は実用書。荒山さんは日記。米倉は雑誌だ。
店内の大型の吊り下げ看板の設置に業者も1人。
実用書はやっぱりうまくいかないなあ。棚がなあ。
ぶうぶう言いながら、ふと時計を見ると、いかんもう3時だ。
もうやめだやめだ。みんなに声をかけ、最後の詰めをやって3時半に店を出る。
8時半には店に来なければいけないから、えーと、2時間しか眠れないぞ。
結局、POPはなんにもできなかった。さびしいけど、しょうがないね。

+2009年9月28日(月)

移転日記D
25日からいよいよ棚詰めを始める予定。
その前に設置済みの児童書の棚と雑誌の棚の入れ換え。
どうしても違和感があったのだ。
1階と2階の入れ換えなので分解して少しずつ運んで約4時間。
おおずいぶんかかった。すまんすまん。おかげでよくなった。
拭き掃除後、棚板の調整とか、古い棚に布を巻いたりかぶせたりで、
なかなか本の棚詰めが始まらない。あっという間に夜。うーむ、あまり進まなかった。

26日、一部で棚詰めが始まるがまだ調整している部門も。
おっと布が足りない。ジャスコのカナリアへ。
計算して買ったのになぜか足りない。おかしいなあ。
今日で2割から3割程度、予定より遅い。みんな遅くまで頑張っているのになあ。

27日、だんだんはかどってきた。
棚に詰め始めると結構早い。毎晩10時〜11時くらいまで残っているのでバテてきた。
でも楽しい。 やっぱり本屋は棚を作っているのが一番楽しい。
自分の担当している文芸、新書、中学生、大人の絵本はほぼ終了。
少しホッとする、でも実はこれからまだまだ仕事がある。POPだ。
うちの売りだからどうしても欠かせない。だけど時間が足りないだろうなあ。
コミックが足りない!計算して発注したのに。3000冊ほど不足だ。
もう間に合わない。まあ、しようがないか。

28日 開店用フェアの歴史書が到着。すごい量だ。置けるかなあ。
それにしても完全に専門書だ。今までは大型書店のみで扱っていた本だ。
売れるかどうか出版社もうちも興味津々だ。
取次ぎから3人もお手伝いが。コミックの不足を伝えるとすぐ東京と連絡。
在庫から至急送ってくれるという。到着は30日の午後。
開店には間に合わないけど、よかった。
今日でやく7割くらいまできた。あと一日だ。
夕方6時からテレビ北海道の取材。
明日(29日)の夕方5時15分からのニュースで放映とのこと。ありがたいなあ。

+2009年9月24日(木)
移転日記C
気持ちのいい一夜も過ぎ、いよいよ移転準備に突入。
9月20、21日の2日間で店内の本の箱詰め。
約700〜1000個のダンボールは運送業者に移送を依頼。
21日の夜中に空けた棚のうち、大谷地で使う棚を移送。これも業者の方に。
22日は使わない棚の解体と大まかな後始末。
23日は唯一の休み。でも、気になって大谷地へ。
新しいスチールの棚はすでに設置済みで琴似から運んだ古い棚の修復作業中。
意外に悪くない。もっとちぐはぐかと思ったけどまあまあ。
荒山さんと待ち合わせてチェックと打ち合わせ後、
店の向かいの札幌珈琲館でソフトクリームを。
24日、琴似の「くすみ書房教科書センター」オープン。
西区民センター向かいの倉庫で、教科書の販売と定期購読雑誌と
注文品の受け取り場所として新設。
今まで琴似の店で雑誌の定期予約していたお客様の大半がここを利用してくださる。
ありがたい。ここの機能を少しずつ増やしていきたい。

今日は深夜から本の搬入が始まる。1回目が深夜1時着とのこと。
朝までに3回にわたって搬入予定。社員2人が交代で店で待機してくれる。すまないなあ。
そしていよいよ25日から棚詰め作業だ。わりと楽しみ。でも、琴似の店の最後の
1週間で予想以上に売れ(ありがたかった)、売り切れの本が多くなって
棚が埋まるかどうか少し心配。


+2009年9月22日(火)

移転日記B
いよいよ最終日だ。意外に落ち着いている。
なるべく店に居たいので今日は早めに、配達を済ます。
食事をしていたら社員に呼ばれて店へ。絵を描いてきてくださった方が来てると。
えっ、何だろう。 急いで行くと、知らない方が。高校の先輩とのこと。
夕べ店の前をスケッチをして、夜に描きあげたという。うれしくて言葉もない。
とてもきれいな油絵で青を基調に店の前を。フランスのモンマルトルの感じで
とてもいい。さすがプロとうなる。大谷地の店に飾らせてもらおう。

次から次にお客様がきてくれる。
障害を持つお子さんのお母さんから 「この店では安心して子どもを遊ばせることができた」と
涙ながらに感謝され、思わずこちらも涙が。
夕方近くにテレビ局が。きょうは閉店まで密着だ。
夕方5時から朗読。最後なのでお二人に。
後半の締めを、今まで一番多く朗読をしてくれた小林さんに。
大谷地でもなるべく早く再開したい。

6時30分から大学カフェがスタート。今日は北大の吉田徹先生。
全国クラスの政治学者。さすがに定員オーバーの46人の参加で超満員。
冒頭ご挨拶をしてすぐ店へ。
いつもはひまになる時間帯なのに今日はお客様が多い。たくさんの方と話を。
大学カフェの終了予定の8時30分にカフェへ。おや、まだ終わらない。
中に入ると中島先生が、今日はくすみの最後の日なので閉店の9時近くまで
大学カフェをやって、終了後みんなで閉店を見守りましょうと言ってくださっていた。
えっありがたいけどいいのかなあ。
8時45分頃大学カフェ終了。皆様に閉店のご挨拶。すぐ上へ。いよいよ間近だ。

店に行ってびっくりした。店の中がお客様でびっしりだ。えーーーっ
こんなに来てくれたんだ。そこに大学カフェの参加者が続々と入り口付近へ。
更に他の会場でやってたコトニ土曜大学の関係者たちも来てくれた。
もう9時というのにレジには長蛇の列。みなさん何冊もまとめて買ってくださる。
入り口付近にはどんどん人が集まっている。50人?100人?よくわからない。
9時をだいぶ過ぎてようやく最後のお客様が終了。
そこに堀川さんが花束を。カメラがすごい。何台あるんだ?
みなさんにお礼の言葉を。
実は最後、ぐっと詰まって危ないところだった。
記念写真を撮りましょうと絵里香が。店の前でみんなと並んでポーズを。
そして、……閉店。 鍵を閉めシャッターをおろす。
残ってくれ、かけ付けて来てくれた社員、アルバイトのみんなもありがとう。
すごい一日だったね。

でもまだ終わっていない。大学カフェの二次会でとなりのやまさへ。
次々に人が集まり40人くらいになったのかなあ。
中島先生が何度も、くすみの火を消してはいけないと言ってくれる。うん、そうだよ。
大谷地の再出発は条件がかなり厳しくてがんじがらめに縛られた状態のスタートで
決して楽ではない。移転資金もぜんぜん足りない。もともと移転の可能性は
10%もなかったのだ。人生でこれほど交渉したことも断られ続けたこともなかった。
たぶん奇跡の連続で移転できることになったんだと思う。
それとほんの数人の応援してくれた人たちのおかげだ。
だから、だから、きっとこの先も奇跡が待っているし、
応援してくれる人たちもきっといると確信している。
そんなことを頭の中でぐるぐると考え続け、
だんだん夜も更け、酔いも回り、…ああ気持ちがいい。

※土曜はコトニの江口さんが「くすみ書房閉店ドキュメント」をYoutubeにUPしてくれました。
4分もの大作です。さっそくくすみ書房のHPにも掲載しました。

+2009年9月20日(日)

移転日記A
8月の末に道新に移転の記事が大きく掲載されてから売り上げが伸び続け、
特に文具が連日、倍以上。もしかしたらとは期待していたけど、
ここまでとは素直に嬉しい。最終営業日が近づくにつれさらに増え続け、
最後の1週間は本が50%アップで、文具はなんと3倍に。
読売新聞も大きく写真入りで記事にしてくれる。ありがとう。

でも最後の日が近づくにつれだんだんと落ち着かなってくる。
親しくしているお客様が花束や差し入れを次々に 持ってきてくださる。
今までありがとうと言われて、そんな、今までたくさん買ってくれて、
御礼を言わなきゃならないのはこちらなのに。
みんなとてもやさしい。なんかおろおろしてしまう。
最後の3日間は特に来るお客様が口々に無くなると寂しいと。
泣いてしまう方も何人も。申し訳ない、ごめんなさいと自分の力不足を
痛感しながらも、なるべく早くにもう一度琴似に出店しますと約束してしまう。
本当にできるのか。いややらなければ。
STVテレビとテレビ北海道の2社が取材に。
ありがたいけど密着なので落ち着かない。
そしていよいよ最後の日、9月19日を迎えた。

+2009年9月18日(金)

えーと、いつものようになかなか書き込めないうちに
なんと「移転」ということに。
なぜだ!といわれることも多いのですが、いくつかの事情が重なって
売り上げが減り続けこのままでは…… どうぞご理解を。
と、いうことで
「移転日記 @」
本当は出店(支店を出す)したかったけど、150坪程度でも
8,000万〜1億円近くかかるのでとても無理。
ならば、ということで移転に。今より50坪増えるけど
最小限の予算なので雑誌とコミック(苦手!)を増やす程度。
1階が60坪で雑誌、コミック、実用書。
2階が90坪で児童書、文庫、文芸書、参考書等の書籍と文具。
2階は 今の店がそっくり移る感じ。
今使っている棚もできるだけ使うからあまり新鮮味はないだろうなあ。
売り上げ目標は今の2,5倍〜3倍とかなり高め。
大丈夫だろうか。きっと大丈夫だろう。うーむ。
もちろん売れない文庫も、中学生はこれを読めもきちんと継続。
きらきら絵本はもっと力をいれていきたい。
朗読は一旦休み。様子を見て再開したい。
第4土曜日の読み聞かせはすぐやりたい。

+2009年4月12日(日)

この日々雑記もなかなか書けないで、見てくれているわずかばかりの
方にはまことに申し訳ないと…。そうか 前回は正月か。うーむ。
この4ヶ月の間に何があったかというと
まず1月に貸しギャラリーをOPEN!最初はいろいろな方にお願いして作品展を。
プロの方が多い。ほとんど芸術はわからないので、単純な感想しかいえないけれど
直接見ると素晴らしいよ。
大体2週間おきに変わるけど、必ず何かをやっているので見にきてね。
もちろん借りたいという方がいれば大歓迎。今のところおひとりだけ。
見込み客が3〜4名ぐらい。でももくろみ通り、ギャラリー目当ての
お客様が増えてカフェの売り上げもアップ。よしよし。

次に絵本のフェアを始めた。フェアといってもずっとだけど。
フェア名は「本屋のオヤジのキラキラ絵本ーくすみ書房の300冊の絵本たち」
とてもきれいなフェア名でいいのだけれど少し物足りない。
変えるかもしれないなあ。それに合わせて「第4土曜は子どもの本の日」を定番に。
読み聞かせと紙芝居を毎回。3月はそれにバルーンパフォーマンスも。
すごい人で店が大混雑。高校の教科書の販売日と重なったし。その夜はなんと
上田市長がカフェに。実は「人と文化を 結ぶ町づくり」という西区役所の音頭で
文化を切り口に町づくりが始まった。土曜にコトニのあちこちでイベントを
やっているということを広くアピールし、人がどんどん集まる町にしていきたいと
いうことで「土曜はコトニ」がスタート。その中の「コトニ土曜大学」の試運転版を
地下のカフェで上田市長と北大の中島先生の対談を実施したという訳。
すごい顔ぶれだね。おかげで超満員。
たぶん5月頃からどんどんやっていくことになると思うので気にしてておくれ。

そして、去年の暮れから秘かにすすめていた出店計画が3月にボツに。
決定直前までいっていたのに最後はうちの体力不足といういうことで…。
そうなんだけど、それはわかっていてそのためにもなんとかやりたかったんだけど
時期も悪かったしね。大書店ばかりが我が物顔で出店を続けているのに
まてまてまてと言いたかったしね。新しいスタイルの町の本屋をつくりたかったなあ。
まあチャンスはまたある。きっと。

さらに今月から「くすみブッククラブ」がいよいよスタート。
これは絵本を毎月1冊、道新販売所からお届けしますという試みで
0歳から小6までと大人コースの計13コースを用意。
初回の申し込みは約40人。利益が見込めるのはまだ先だけど
様々な可能性が考えられるので楽しみ。

+2009年1月1日(木)
あけましておめでとうございます。
穏やかなお正月ですね。昨日のひどい雨風がうそのようです。
琴似神社もかなりの人出でしたが、去年よりは少ないような感じです。
100年に1度の大不況との噂も流れてますが、なんとかよい1年になりますように。

今年もくすみはいろいろとやっていきます。
昨年、装丁家で著名な矢萩多聞さんのペン画の作品展をカフェの奥の
部屋で開催したとき、大好評でたくさんの人が来てくれて、
おやこれはいいぞと考え年末にさっそく改装。今月から「貸しギャラリー」として開始。
1会期(6日間)3万円のレンタル料。詳しくはカフェまで。
趣味の方からプロの方までどうぞご利用ください。

本の新しい取り組みも。
昨年の後半から絵本の注文とか販売がどんどん続いて 「あれ?何だろう」。
「もしかして流れは絵本か?」と。いつものようにひらめいたら即実行。
ということでまずは うちのおすすめの絵本のリストを作成。300点くらいね。
それを店内で全点平積みとか面出しで販売。
表紙を見せることが肝心だ。そのスペースを作るためにコミックを
どこかに移さなければ。また、コミックの移動だ。
フェアの名前は「何とかと何とかかんとかの300冊の絵本たち」とか何とか。
うーむ、まだまだ考えねば。
そしてそのリストの中から毎月1冊、1年間12冊のコースをいくつか作って
頒布会のようなことをやりたい。お届けとか宅急便の利用もね。ネットも考えないと。

子どもたちに店に来てもらうための仕掛けも考えないと。
とりあえず、「第4土曜日は子どもの本の日」(児童書出版協会主催)キャンペーンを
継続して、毎月第4土曜日の午後に店内で絵本の読み聞かせと紙芝居を
実施する予定。他にも何か考えよう。

それから「本の雑誌(1)」に本の雑誌社が危機だと書いてあってびっくり。
それはいかん、どんどん本の雑誌社の本を売らなければと何十冊かすぐ発注。
1月中旬頃から「本の雑誌社のおはぎ本フェア」をやる予定。
なぜ“おはぎ”かというと2年前に初めて本の雑誌社を訪問したとき、
なぜかおはぎを出してくれたのに感激。実は大好きなのだ
。その恩返しね。

今年もくすみ書房をよろしくお願いいたします。



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